御用紙漉用具類
御用紙漉用具類
- 所在地
- 紙の博物館
- 所有者
- 近藤繁男
- 員数
- 12
- 指定日
- 昭和55(1980)年7月1日
いの町は昔から和紙の産地として名高く、藩政時代、成山村、伊野村の二村は土佐国内唯一の「藩御用漉地」として24戸の製紙業者が指定されていました。
これらの業者は、藩から特別の保護と厳しい身分監視のもとに万延(1860)のころまで、御用紙漉の統制を受けていました。
この用具類は藩政の末期ころのもので、板に年代が書かれています。弘化年間が多く、御用紙漉の用具として、土佐和紙の推移を知る上において大変参考になるものと言えましょう。
用具は下記のとおり、合計12点が残っています。
桁 4点、簀 2点、切本 6点。
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