ねじれヒノキ

所在地
いの町上八川上分
所有者
隅田 輝壽
員数
1
指定日
平成19(2007)年3月23日

改良された国道439号線の古江トンネルから、川下約300.0mの左岸左上50.0mの位置に、この檜(ひのき)があります。
この樹は周囲3.4m、樹高35.0m、樹齢約500年のヒノキ科常緑高木です。スギ・ヒノキを主体とする常緑針葉樹は一般的には通直に生育するものが通常ですが、この樹は健全な育成と、幹はもとより枝の先まで特異な捻(ねじ)れをみせており、今の樹齢を保っています。
檜の古木にまつわる口碑では、およそ次のように語り継がれています。
「500年ほど昔、地元の刀鍛冶と野武士が些細(ささい)なことで口論となり、野武士が激昂(げっこう)して刀鍛冶を斬殺してしまった。その遺体を埋めた盛土の上に、逆に立てた檜の枝が成長してこの樹になったのだという。枝を伐(き)ると切り口から血が落ちると言われ、村人は恐れて斧(おの)を入れることはなかったという。」
口碑の真偽のほどは別にしても、こんな檜の古木は日本全国でも類がなく珍しいものです。


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