令和7年度「吾北中学校 山の学習(2回目)」を行いました

11月12日、吾北中学校の全校生徒の皆さんを対象に、清水程野地区の町有林で間伐体験を行いました。

はじめに、森林整備の流れや間伐の必要性についての講話を聞いてもらいました。


間伐体験に入る前に生徒の皆さんは、高知中央森林組合職員の皆さんのお手本を見学し、間伐の手順を確認しました。その後、生徒の皆さんは2班に分かれてそれぞれの体験エリアに向かいました。


体験エリアに到着後、それぞれの班の全員で相談しながら選木を行いました。伐倒するときに他の木に引っかからない木はどれか、どちらの方向に倒せば良いか、といったことを高知中央森林組合の皆さんからのアドバイスを参考に決めていました。
そして、いよいよ伐採作業です。慣れない道具の扱いや、林内の足場の悪さに苦労しながらも、交代しながら少しずつ切っていました。
「受け口」※を作るときに中心まで切れなかったり、木が堅く途中で鋸が引けなくなったりする場面も見られましたが粘り強く作業を行い、大きな音を立てて木が地面に倒れると、歓声と拍手が起きました。

  • 「受け口」:倒したい方向に木が倒れるように、根本付近に作る切り込みのことです。

最後に、自分たちが切り倒した木を使い丸太切り体験をしました。

安全のため、防護ズボンとフェイスカバー付きヘルメット、防振手袋を装着し、鋸をチェーンソーに持ち替えました。チェーンソーのエンジンがなかなかかからず苦労した様子でした。また、思っていたより大きな振動と音に、「ちょっと怖かった」などの感想が聞かれました。


短い時間でしたが、森林整備の体験は生徒の皆さんにとって、充実したものとなったようです。今日の体験を通して森林の大切さや林業への理解を深めてもらえたのではないでしょうか。


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