山崎の地蔵堂
山崎の地蔵堂
- 所在地
- いの町音竹
- 所有者
- 田村忠男、他20名
- 員数
- 1
- 指定日
- 平成10(1998)年4月1日
地蔵堂の創建年代は不詳ですが、長宗我部地検長など資料により同時代には上段山地の一部にあり、江戸初期に現在の下段の位置に移されたと伝えられています。棟札は、明和7(1770)年の記載があり、今から約240年以上前の江戸時代中期のものと考えられます。
地蔵堂は一間社方形造桟瓦葺の小さなお堂ですが、明和七年の棟札により建築年代はこの時期と考えられ、部材の古さ、構造手法などからも同時代のものと推定されます。部分的には外壁、内部間仕切、小屋組などに近年の修理跡が見られますが、ほぼ当時の形と部材が残されていると考えられます。
いの町山崎の地蔵堂として江戸時代中期の意匠法を見られることから文化財建造物として価値のあるものである。山崎の地蔵堂は子安地蔵としてひろく知られ、庶民信仰の場として室町期から続くものとして、建造物、史跡として残す価値あるものです。
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