吉井源太翁の富嶽

吉井源よしいげんおう富嶽ふがく

所在地
いの町
所有者
椙本神社
員数
1
指定日
昭和59(1984)年12月12日

吉井源太翁は早くから絵を嗜み、徳弘董斉に南画を習い、よく山水の密画を残しました。
特に富嶽にすぐれており、早くから容堂邸に出入した関係で、翁の富嶽に容堂公が賛を書かれたという絵が今も保存されています。
しかし翁の遺筆は現在至って少なく、数幅に過ぎません。 この絵馬は、明治23(1890)年作、富士の図で、墨汁をたっぷりと含ませて瀟洒たる中にも一種の風格を備えた立派な作品で異色のものでもあります。南画は絵馬にむかずとされたのを一蹴するものといってよいでしょう。


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