弥生式竪穴住居址
弥生式竪穴住居址
- 所在地
- いの町三世庵
- 所有者
- 刈谷登亀義
- 指定日
- 昭和50(1975)年3月3日
- 解除日
- 平成19(2007)年10月1日
バーガ森北斜面遺跡内、弥生中期のもの。
住居跡はバーガ森の北斜面、字三世庵標高53.0mの所にあります。ここは付近一帯広範囲にわたって弥生時代中期の遺物包蔵地として知られている、いわゆる“バーガ森北斜面遺跡”のうちで、住居跡の場所が弥生時代の一般的な住居跡の存在場所より高地にあるところから、よく学会で問題にされている高地性集落遺跡であることも判明しました。
住居跡は、北斜面の平らな地面をうまく利用して作り、隅丸方形(楕円形)で、長径6.25m、短径4.4mです。柱穴は中央主柱1個と他に小柱穴5個が検出されています。北側に出入口があったと考えられ、その出入口は、床面よりもやや高くして、その面をよく残存しています。
平成19年10月1日、高知西バイパス建設のため指定解除となっています。
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