伊野町枝川古墳群1号出土品
伊野町枝川古墳群1号出土品
- 出土場所
- 枝川古墳群1号墳
- 所有者
- いの町
- 指定日
- 昭和41(1966)年11月29日
枝川古墳1号墳を発掘したとき、須恵器等16点が出土しました。
その他、人骨の一部も出ました。古墳から人骨が出ることは大変珍しく、県下では南国市明見彦山三号墳とここだけです。今まで人骨が保ち得た理由として、横穴式石室が小さいところから、人骨も腐り難かったろうとされています。
「早稲田大学直良信夫博士の鑑定によると、大腿骨の破片ということしか判明しなかった。もちろんこれだけでは性別も定かでない。」
と、伊野町史に記されています。またその他、特徴として馬具が出土されていません。
「これは当時このあたりでは乗馬の風習がなかったというような解釈でなく、階層的に見て、馬を持ち得ず、馬具もなかったのであるとみなければならないであろう。」と、高知女子大教授、岡本健児氏は述べています。
出土品
須恵器 2点
(古墳に葬られた人が死後の世界で使用する須恵器とよばれる陶器)
玉類 丸玉(首飾りとしての碧玉製)6個 曲玉 1個
耳飾 銀碧環 1個
武具 鉄の刀子(とうす) 2個
茎
鞘破片
(古墳に葬られた人が死後の世界で使用する須恵器とよばれる陶器)
玉類 丸玉(首飾りとしての碧玉製)6個 曲玉 1個
耳飾 銀碧環 1個
武具 鉄の刀子(とうす) 2個
茎
鞘破片
このページを印刷する
前のページ戻る