鰐口
鰐口
- 所在地
- いの町越裏門
- 所有者
- 越裏門地蔵堂委託本川新郷土館
- 指定日
- 昭和62(1987)年4月17日
径13.8㎝。左右の目を入れての径14.8㎝。耳は片面交互式で、両耳は欠損しています。目の突出は5.0㎜。中央の撞座(つきざ)を画する圏(けん)線(せん)は、子持(こもち)線(せん)であり、縁をめぐる外円線は、2本です。この二つの円線によって本鰐口は撞座区と銘帯の二区に分けられます。鰐口中央部の厚さは3.5㎝。
室町時代文明3(1471)年、福嶋一族が村所八十八ヶ所の心願のため越裏門の旧福蔵寺に寄進したもの。当時このあたりはタカオカコリ(高岡郡)であったこと、また村八十八ヶ所と刻まれ、四国八十八ヶ所霊場が成立していたことが知れます。
メモ
本川新郷土館では、展示資料をファイル化して閲覧可能にしています。
その中には表側の写真の他に裏側の写真も記録として残っています。
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