伊野町枝川二号古墳付一括出土遺物
伊野町枝川二号古墳付一括出土遺物
- 所在地
- 東浦
- 所有者
- (古墳)野中要 /(遺物)いの町
- 員数
- 1
- 指定日
- 昭和48(1973)年6月28日
2号古墳は、旧枝川小学校跡のすぐうしろ、50.0mの地点にあります。1号、2号、3号、共に小高い丘の南向きにあり、非常に位置が接近して、その他の所には全く古墳がないのは、今後の調査、研究に待たなければならない問題でしょう。
石室は1号、3号と同じく珪質砂岩で造られ、かなりの人数と歳月を要したと推定され、勢力のあった古代の家父長的家族の長が築造したのでしょう。
玄室の長さは3.3m、幅は最大部で2.0m、玄関から玄室の中央部でやや広がっており、奥はやや狭くなっています。羨道は長さ2.8m、幅1.3m、天井までの高さは1.2mで、床には河原の石が敷いてあったといわれています。
今までに何回となく盗掘された形跡があり、期待されたほど出土品はありませんでしたが、須恵器5点(蓋2、杯2、高杯口縁部1)と鉄のやじり1点が出ています。
このページを印刷する
前のページ戻る