石臼(上臼)

石臼いしうす上臼うえうす

所在地
いの町立本川新郷土館
所有者
氷室番所跡 本川新郷土館
指定日
昭和57(1982)年8月1日

氷室番所跡出土品。雪屋跡土間より出土。

直径27cm、三分の一だけ残存。推定、五分画五溝の臼です。厚みは薄く、再厚部で6.2㎝、相当に使用され磨滅したものとみてよいでしょう。上臼の中心よりやや外側に、穀粒の供給口の円形孔があります。氷室跡のある手箱谷の北の谷をおりると名野川になりますが、この流域に産出する輝緑凝灰岩で作られています。このことから、下臼とは石質や目の彫り方がまったく異なっているため別個の石臼とみるべきでしょう。


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