令和6年度「伊野南中学校 山の学習」を行いました

6月3日、伊野南中学校の1年生14名の皆さんを対象に森林教室を実施し、森林の働きやいの町の森林の状況、森林整備の流れについて学んでもらいました。


森林の働きの一つである水質浄化機能について、模型を使って実験を行いました。実際に泥水を流し、きれいになった水が出てくると「すごい、本当にきれいになった」「この水飲めるの?」などの声が聞かれたほか、質問やクイズにも積極的に答えていました。また、風によって運ばれる樹木のタネの模型作りでは、お互い協力しながら熱心に取り組んでいました。松のタネ模型を作るのが難しく、完成した模型の羽部分の角度や折り目を何回も確認しながら飛ばしていました。うまく回転しながら模型が飛んだときは、歓声が上がりました。


森林整備についての学習では、高性能林業機械の映像や、昔の大きな鋸やチェーンソーを見てもらいました。チェーンソーの新型と旧型を見比べながら、安全面の改良や軽量化について、皆さん興味深そうに聞いていました。また、旧型のチェーンソーが40年前の物だと知って驚いていました。


最後は、丸太切り体験をしてもらいました。初めての体験で最初は上手に鋸を使えませんでしたが、コツをつかむとスムーズに切っていました。また、生徒の皆さん同士で切り方のコツを教え合う場面もありました。

今回の学習が、森林の持つ働きや、森林を守っていくことの重要性、林業の大変さを学ぶきっかけになってもらえれば幸いです。


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