多面的機能支払交付金について
農業・農村は、食料生産の役割だけでなく、国土の保全、水源の涵養、自然環境の保全、良好な景観の形成など多面的な働きを持っています。
しかし、近年の農村集落における農業者の減少や高齢化などの進行に伴い、農用地や水路、農道等の地域資源を維持、管理することが困難になってきており、地域の共同活動によって支えられている多面的機能の維持・発揮に支障が生じつつあります。
この様な状況を踏まえて、多面的機能支払交付金は、地域の皆様の話し合いに基づく地域ぐるみの共同活動を支援することにより、地域資源の適切な保全管理を推進することを目的とした交付金制度です。
令和2年度末現在、高知県内で358の活動組織が約9,985haの農用地において活動に取り組んでいます。そのうち、いの町内では2つの活動組織が約17haの農用地において活動に取り組んでいます。
多面的機能支払交付金の概要
各地域に活動組織を立ち上げていただき、地域で取り組む以下の活動を支援します。
- 農地維持活動
〇地域資源の基礎的な保全活動
農地法面の草刈り、水路の泥上げ、農道の路面維持などの活動
〇地域資源の適切な保全管理のための推進活動
地域の話し合い等による、将来に向けた保全管理構想の作成 - 資源向上活動(地域資源の質的向上を図る共同活動
〇施設の軽微な補修
水路、農道、ため池等の軽微な補修
〇農村環境保全活動
植栽による景観形成や生態系保全などの活動
〇多面的機能の増進を図る活動
地域住民による直営施行や農地周りの共同活動の強化(鳥獣被害防止のための施設設置)などの活動 - 資源向上活(施設の長寿命化のための活動)
老朽化が進む水路の補修や高新、未舗装農道に舗装を行うなどの活動
高知県HPはこちら
https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/162201/2014051900187.html
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