ゆすはら産業担い手育成塾が当町の林業事業体等を視察

令和元年12月20日、21日の両日に渡り、梼原町の産業の発展に向け組織された「ゆすはら産業担い手育成塾」の塾生とその関係者、総勢8名の方が来町され、当町の森林・林業行政の取組や林業事業体等の施業地視察を行いました。
初日は、当町の森林・林業行政について、森林政策課から林業振興に向けた森林整備や森林環境譲与税を活用した取組、森林経営管理制度の実施状況について説明後、意見交換が行われ、森林経営管理制度の進捗状況や林業担い手確保への取組等について意見・質問が出されました。その後は、自伐型林業者の施業地視察を行い、森林作業道作設のこだわりや方法、労働災害防止に向けた独自の工夫について説明がありました。実際に林業に携わっている塾生の方たちは熱心に話を聞きながら施業方法等に感心していました。
施業地視察の後は、町内林業事業体との意見交換を行いました。塾生の皆さんからは、担い手確保と若者の定着に向けての取組や工夫等に対する質問があり、林業従事者不足の打開等、様々な意見交換がされました。

2日目は町内の自伐林業者と林業事業体の施業地視察を行いました。自伐林業者の施業地では、架線による二段集材を行っており、実際に集材機を稼働しながら説明が行われました。また、販路や造材のこだわり等、多くの説明があり塾生の皆さんにとって参考となった様子でした。その後の林業事業体の施業地視察は、高性能林業機械による造材作業が実施されている間伐実施区域で、施業地の概要説明や搬出材積、経費削減に向けた取組等について説明が行われました。また、実際に造材作業を行ってる作業員の方からの説明もありました。林業経営者としての山の大切さやこだわりを交えた説明に皆さん感銘を受けられたようでした。
2日間に渡る全日程を終え、塾生の皆さんからは、「三者三様の施業地視察は非常に参考となった」等の感想が聞かれました。今回、視察された塾生の方は、梼原町の林業担い手としてさらなる活躍をされることと思います。
現在、梼原町では、環境先進企業と連携し、次世代につながる森林づくりに向け、モデル地区を設定し試験的に目的に応じた森林整備を行っています。当町の森林行政の推進においても非常に興味深く、今回の視察を機に情報共有をはじめとした市町村同士の連携を強めていきたいと思います。


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