
2ヶ月になりますが、寝ている時にすごく動きます。布団を跳ね飛ばしていることも多く、気がついたら布団を掛けなおすようにしているのですが、寝冷えをしないかいつも心配です。

お腹が丸出しの状態では、赤ちゃんは風邪気味になったり、お腹が痛くなったりすることもあるので、お腹の周りだけはしっかりガードしてあげましょう。また寝汗をかいて放って置くとからだを冷やすので、背中に汗取りタオルを入れておいたり、肌着をこまめに替えたほうがよいでしょう。赤ちゃんは寝ている間も昼間と同じくらいよく動くものです。動き回っても危険がないように安全には気をつけておきましょう。赤ちゃんは手足から熱を発散して体温調節をしているので、手が布団からでていても大丈夫です。

最近、何でも口の中に物を入れたがります。注意しておくことはないですか?

5〜6ヶ月を過ぎると、小さな物に興味を示すようになりいろいろな物を口の中に入れたがります。興味のある物を口に入れるのは、それが何なのか確認するためのようです。家の中にはボタンやおもちゃなどいろいろな物がたくさんあり、その中には、子どもが誤って口の中に入れてしまうと危険な物や飲み込んでしまう物もあります。乾電池や薬類などはお子さんの手の届かないところに片付けておきましょう。母子健康手帳の中にチャイルドマウスの作り方が載っています。これは子どもが誤飲しやすい物の大きさを測るものです。これを参考にお子さんの目の高さで家の中を点検することをおすすめします。

1歳前から体重が増えなくなりました。他の子どもさんと比べてもスリムな感じがしますが、大丈夫でしょうか?

乳児の時と違い10ヶ月頃から1歳代の体重増加は緩やかになります。よく動き回り運動量も増えるので、だんだん体形がしまってくる時期です。体重が減っているわけでもなく、よく動いて、食欲もあり、元気なら様子をみて大丈夫でしょう。個人差もある時期ですのでお子さんがどのような成長をしているのかを見てあげてください。また、いの地区で3ヶ所、毎月育児相談をしていますので、身体の成長や発達を気軽にご相談ください。

9歳の子どもですが、日本脳炎の予防接種が見合わせになっていたので一回も受けていなかったのですが、役場から案内通知がきました。受けたほうがいいのでしょうか?

日本脳炎ウイルスに感染しても、ほとんどの人は気が付かない程度の軽い症状あるいは無症状ですんでしまいますが、ごく少数の人は髄膜炎あるいは脳炎、脊髄炎を発病します。脳炎の発病率は、ウイルスに感染した100人〜1000人に1人程度と考えられています。感染症情報センターによると、日本の日本脳炎患者報告数は、近年では年間数名程度にとどまっています。しかし、日本脳炎ウイルスの増幅動物であるブタにおける感染状況をみると、西日本を中心に毎年広い地域で抗体陽性のブタが確認されています。ブタの抗体保有率が高い地域の九州、沖縄、中国、四国地方にお住まいの方で、日本脳炎のワクチンを一度も受けていない方は最初2回のワクチン接種(基礎免疫)をできれば考慮されたほうが良いのではと考えられています。
平成17年度から平成21年度まで日本脳炎は積極的な勧奨を控えていましたが、新しいワクチンが開発され、平成22年の4月から再開となり、定期予防接種として受けられるようになっています。平成23年度は3歳、4歳、9歳、10歳になる方に初回接種勧奨を行っています。また今年の5月20日付けで法律の改正により、日本脳炎の接種対象者が拡大されました。くわしくは、いの町子育てパーフェクトページの「子育てサービスのいろいろ」に予防接種の内容が詳しく掲載しています。また受けたいけど、予診票がない等お問い合わせは、ほけん福祉課(すこやかセンター伊野内)までお願いします。

下痢をした場合の対応方法はどうすればよいでしょう?

下痢の程度にもよりますが、便の回数が多くてもそれ以外の症状がなく、機嫌がよく食欲もあればこまめに水分をとり、食事は消化の良い物を中心にして様子を見ましょう。下痢のときに怖いのは脱水症です。水分を与える時は、湯冷ましや麦茶等冷たい物はさけて、常温かほんのりあたたかい物を。この時、柑橘類は下痢を悪化させることがあるので避けたほうがよいでしょう。おしりをシャワー等でやさしく洗い、タオルで押さえるようにふき取ります。すぐにオムツをつけず、うちわで扇いだり、ドライヤーで風をやさしく送ってあげて、おしりが乾いてからオムツをするとかぶれにくいでしょう。下痢以外にも嘔吐がある、元気がない、半日以上おしっこがでない、便の回数がいつもより多い、真っ白い便や血がまじる時には早めに受診しましょう。
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