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「水」「山」の環境を守り育てる事業

  • 森林政策課(吾北総合支所内)
  • 088-867-2322

いの町の町土面積は47,097ヘクタール、そのうち森林が占める面積は42,334ヘクタールと、なんと町土面積の90パーセントが森林で覆われています。

森林面積42,334ヘクタールという広さは、東京ドーム約9,000個分の広さに匹敵します。『「水」「山」の環境を守り育てる事業』では、皆様から頂戴した寄付金の一部を活用して、民有林(国の機関以外のものが所有する森林)のうち人工林(人が植えた森林)の再生に向けた取組を進めています。


緑豊かな森林と奇跡の清流「仁淀川」


植えてから20年くらいたった森林では、木と木の間が混み合ってきます。そのままにしておくと、木全体に十分な光と水と養分が行き渡らなくなり、成長が衰えてしまいます。そこで、成長を良くするため、間引いて本数を減らします。この間伐という作業は、立派な木を育てるだけではなく、混み合った木を伐採することで、太陽の光が森林の地面に届くことになりますので、木の下に下草が茂り、結果として腐植土が発達した森林になります


間伐がされていない森林(ヒノキ林)

間伐がなされた森林(スギ林)


この下草と腐植土層があることによって、雨水は地面に浸透しやすくなり、かつ、濾過槽のような働きをすることになりますので、手入れがなされた人工林の土壌は、雨が降った時には大量の水を蓄えて、徐々に放出する保水力を持つことで渇水を緩和し、そして、きれいな水を川などに供給してくれることになります。

いの町には、国土交通省が毎年公表している「全国一級河川の水質現況」において、平均的な水質(BOD値)が最も良好な河川のひとつに平成24年から4年連続選ばれている清流「仁淀川」が流れ、そして四国三郎の異名をもつ「吉野川」の源流域があります。これらの清流保全のためには、森林の整備がとても重要な役割を果たしています。


奇跡の清流「仁淀川」(左側)と吉野川源流域(右側)


しかしながら、山元立木価格(林地に立っている樹木から生産される丸太の材積1立方メートルの価格で示します。)といって、森林所有者の収入に相当する価格は、ピーク時の昭和55年には、スギで約23,000円、ヒノキで約43,000円あったものが、平成27年には、スギで約3,000円、ヒノキで約6,000円まで落ち込んでしまっています。このため、森林所有者の方々の森林整備への意欲の低下などによって間伐などが行われていない森林が、いの町にもたくさんあります。

そこで、いの町では、国や県の補助金や町の財源を活用しつつ、これらに加えて『「水」「山」の環境を守り育てる事業』として皆様から頂戴した寄付金の一部を充当することで、間伐されていない森林などを再生するための取組をさらに加速化させていきます。


間伐作業風景

間伐作業風景


また、間伐のみならず、山づくりのための苗木の植栽や植栽した苗木の成長を妨げる雑草木を刈り払う作業なども推進し健全な森林づくりを進めて参ります。


苗木(クヌギ)の植栽風景

植栽されたヒノキ苗

炎天下での下刈り(刈り払い)
作業風景


森林整備は50年、100年といった長期にわたる取組です。皆様から頂戴した大切な寄付金を有効に活用させていただき、いの町の「水」、そして「山」の環境を守り育てて参りますので、今後とも『「水」「山」の環境を守り育てる事業』へのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。


※「用語解説」に関するご質問・ご要望は、ウェブリオまで問合せください。

 

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