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「第2次いの町教育振興基本計画(案)」へのご意見に対する考え方

  • 教育委員会事務局
  • kyouiku@town.ino.kochi.jp
  • 088-893-1922

「第2次いの町教育振興基本計画(案)」について、平成28年12月19日(月)から平成29年1月17日(火)まで町民の皆さまからご意見を募集しましたところ、1名の方からご意見をいただきました。

お寄せいただいたご意見とご意見に対する考え方について、いの町教育振興基本計画検討委員会で協議し、下記のとおり取りまとめましたので、公表します。

ご意見をお寄せいただいた皆様に厚くお礼申し上げます。

なお、複数のご意見をいただいている場合は、その趣旨に沿って分類、整理したうえで記載させていただいておりますので、ご了承ください。


番号 項目 意見概要 基本的な考え方・対応策
1 54 基本理念1
  • 郷土への愛着と誇りを持ち、高い志を掲げ、日本や高知の未来を切り開く人材とあるが、世界の問題点を知り、世界を指導できるような人材の育成を目指すという視点がほしい。
一つ目の基本理念は、第2期高知県教育振興基本計画の基本理念を継承しております。高い志を掲げ、日本や高知の未来を切り開く人材を育成しようとするものです。その理念に基づいた一つ目の目標として「自尊感情が高く心豊かな人間性の育成と個性の伸長を図り、主体的、能動的に他者と協働し、社会を生き抜く力を養成する。」とし、知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成のバランスを重視し、道徳教育や体力等の充実により、豊かな心や健やかな体を育成し、「知・徳・体」の調和がとれ自らの人生を切り拓き社会で生き抜く「生きる力」を育成するとしております。こうした理念は、ご意見をいただいた世界の問題点を知り、世界を指導できるような人材の育成を目指すという事にもつながるものと考えます。
2 54 基本理念1
  • 「志」理想の価値観に沿った各自の価値観を持たせる指導をしてほしい。理想の価値観とは、人は自己の人格完成を目指すだけでなく、子孫、他者、後世代の幸せや人類の幸せな存続、平和のための信頼社会制度の構築、美しい自然環境を遺すことに貢献できる事。
素案P54に、3つの基本理念実現のために、これまで長年取り組み、培ってきた道徳教育を基盤とし、柔軟な心で社会に対応出来る力を持った人間を育むために、平成28年度から、ほめ言葉のシャワーのまちを目指して子どもをはじめとする一人一人の自尊感情を高める教育を最重要事項として取り組んでいくとしております。
いの町教育委員会が目指す自尊感情は
「自尊感情」は、「自尊心」とは違い、ありのままの自分を受け入れ、また、相手をもありのまま受け入れることができる心情です。
「自尊感情」が高ければ、規範意識も高まり、人間関係構築力も高まります。これは自ずと信頼社会へつながるものと考えます。そして、何事にも意欲的に取り組むことができるようになります。いの町教育委員会は、そのような心の育成に取り組むこととしております。こうした理念、方針がご意見をいただいた理想の価値観に沿った各自の価値観を持たせる指導につながるものと考えます。
3 54 基本理念1 先の大戦の反省を踏まえて私達教育に関わる者は平和を愛し、現在未来の子どもや後世代の人々がより良い人生を送れる社会を志し、郷土や日本、世界のために貢献する人材の育成を目指す(世界平和、後世代の幸せ、信頼と協力の社会制度、郷土愛、自然、命、食、エネルギー、よりよい生活、人材に貢献する人材の育成)という視点がほしい。 一つ目の基本理念は、第2期高知県教育振興基本計画の基本理念を継承しております。高い志を掲げ、日本や高知の未来を切り開く人材を育成しようとするものです。素案P58に、その理念に基づいた3つ目の目標として「学校を地域と共に創ることにより、活力のあるコミュニティを形成する」とし、学校・家庭・地域が一体となって、地域ぐるみで子どもを育てる体制を整え、学校を核とした協働の取り組みを通じて、地域の将来を担う人材を育成し、自立した地域社会の基盤の構築を図る「学校を核とした地域づくり」を推進することとしております。こうした理念は、ご意見をいただいた平和を愛し、現在未来の子どもや後世代の人々がより良い人生を送れる社会を志し、郷土や日本、世界のために貢献する人材の育成を目指すという事にもつながるものと考えます。
4 54 基本理念2 あらゆる命の尊厳とあらゆる種の存続を願い自然の内から命ある水、土、空気、そして空、海、山、川の自然を尊び大切にする心を育む(他者や自分をいたわり大切にする。自然の恩恵、あらゆる物への感謝)といった視点がほしい。 二つ目の基本理念は、【命を大切にできる子どもたち】とし、命の大切さ、他者や自分をいたわり大切にする心を育み、子どもが深い愛情を受けながら大切な命を育むことができるまちづくりを目指すこととしております。その理念に基づいた一つ目の目標として、「すべての子どもが輝く教育を推進する事業」として道徳教育を推進していくとしています。素案P64に目指す姿として、
  • ありのままの自分を受け入れ、相手もありのまま受け入れることができる自尊感情を高める取り組みが実施されています。
  • 自分と他人との違いを認め、違いを理解しようとする心、相手に近づこうとする心、エネルギーを持つような教育が実践されています。
  • 命の尊さを実感し、自分や他人を大切にする心が育まれています。こうした理念に基づくあるべき姿を目指し、道徳教育を推進することにより、ご意見をいただいた他者や自分をいたわり大切にする。ふるさとを知り、ふるさとを愛し自然への恩恵、あらゆる物への感謝ができるような育ちが育まれるものと考えます。
5 54 基本理念3
  • 学ぶ意欲と健全な心身を育み、共に学ぶ中で友情と信頼、協調性を学び、どのように社会貢献するかを社会の仕組みや仕事の種類を学ぶ中で自己責任を持って決断する力を養う。(自己責任と決断は人生にとって大切なこと。健全な心身が人生を決める)といった視点がほしい。
中央教育審議会答申の中で、学力の重要な要素については、@ 基礎的・基本的な知識・技能の習得 A 知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等 B 学びに向かう力・人間性の涵養であることが明確にされています。それを受けて改正される新学習指導要領においては「なにができるようになるか」「何を学ぶか」「どのように学ぶか」等の方向性が示されています。そういった視点を踏まえ3つ目の基本理念を【.学ぶ意欲にあふれ、心豊かでたくましく夢に向かって羽ばたく子どもたち】としています。この基本理念は1つ目の理念と同様、第2期高知県教育振興基本計画の基本理念を継承しております。
知力・体力とともに、健やかな心を育て、自己肯定感や自尊感情、他人を思いやる気持ちや規範意識、頑張ろうとする気力等を幼少期からしっかりと育み、心身ともに健やかで「夢」と「希望」にあふれた人材を育成しようとするものです。その理念に基づいた一つ目の目標として、「すべての子どもが輝く教育を推進する」事業として道徳教育を推進していくとして基礎学力・体力向上の取組の充実としています。素案P61に目指す姿として、
  • 子どもが、自ら主体的・能動的に学習や運動に取り組む教育が実践されています。
  • 一人でもするべきことに取り組むべきことを頑張れる、みんなとも一緒に頑張れる子どもを育成する教育が実践されています。
  • 困難や挫折があっても、あきらめないで乗り越え、回復できる*レジリエンスの高い子どもを育成する教育が実践されています。
としています。こうした理念に基づくあるべき姿を目指していくことが自己責任を持って決断する力を養う事につながるものと考えます。
6 54 基本理念3 「他人を思いやる」弱者保護、救済の精神が世界平和に繋がる事の表現を願う。 3つ目の基本理念【.学ぶ意欲にあふれ、心豊かでたくましく夢に向かって羽ばたく子どもたち】としています。知力・体力とともに、健やかな心を育て、自己肯定感や自尊感情、他人を思いやる気持ちや規範意識、頑張ろうとする気力等を幼少期からしっかりと育み、心身ともに健やかで「夢」と「希望」にあふれた人材を育成しようとするものです。その理念に基づいた一つ目の目標として、「すべての子どもが輝く教育を推進する事業」として人権教育を推進していくとしています。素案P62に目指す姿として、「自分や他者の人権について正しく理解し、お互いの人権を尊重し合い、互いに支え合うことができる共生社会が実現できています。」としています。こうした理念に基づくあるべき姿を目指し、人権教育を推進することにより、ご意見をいただいた「他人を思いやる」弱者保護、救済の精神が世界平和に繋がるものと考えます。
7 62 人権教育の推進
施策の展開について
「いじめについて、学校での教育プランを立てる。校内対策委員会を、生徒と先生で組織する。」具体策を盛り込めないか。 本町では平成25年に制定された「いじめ防止対策推進法」に基づき、「いの町いじめ基本方針」を策定しました。その方針に基づき、町内の小・中学校において、「学校いじめ防止基本方針」を作成することが義務付けられ、平成26年度中に全ての学校で制定しました。併せて、「いじめ防止等の対策のための組織」を設置し、いじめの未然防止や早期発見等に関する取組を実施しております。
8 62 人権教育の推進
施策の展開について
「弱者保護・救済精神の教育」の視点に立った具体策を盛り込めないか。 素案P.94に、第5章 施策体系による具体的事業 いの町人権教育の推進事業の事業概要のなかに「…県が定めた10の人権課題に沿った…」と記載しております。この10の課題とは、ここにも記載しておりますが「同和問題、女性、子ども、高齢者、障害者、HIV感染者等、外国人、犯罪被害者等、インターネットによる人権侵害、災害と人権」のことをさしております。この対象は、いわゆる「社会的弱者」と言われる方々も含んでおり、「弱者保護・救済精神の教育」も含んでいると考えております。
9  64 道徳教育の推進
施策の展開について
「教育界に正義の定義が確立していない。正義の定義・判断基準を定め、教育に生かすべきだ。」や「政治、教育の使命は市民の美徳育成と人格の要請にある。その為に正義と悪の判断基準を確立し教育する事です。又、理想の生き方を示す事も大切です。」や「道徳教育は、毎年繰り返し教育する事と生涯学習や社会人学習としても取り入れます。教育方法は討論方式とし、各人の発言力を育てます。」といった視点に立った具体策を盛り込めないか。 いの町も含めまして、子どもの実態(課題)として言われていることとして、
  • 礼儀や基本的なマナーを知らない(価値観の伝承がない。地域や家庭で教わる機会が失われている。)
  • 共感することが苦手(他人に無関心、相手の気持ちを察知できない)
  • 正義を理解できない・受け入れられない(不真面目さがかっこいい、規則を守ると損をする)
  • 判断基準が快か不快は、自分の理に合うかどうかであり、自分自己本位の視点から考える傾向にある。(社会が短時間・短期間での成果を求める風潮にあり、長期的な努力や遅咲き的な子どもの成長を待てない現状がある)
  • よりよい行為を選択することができない(自尊感情や自己肯定感が低いため、こだわりがない。あきらめがはやい)などが挙げられています。
これらの課題を解決していくためにも、道徳の時間は、学習指導要領の改正によって、小学校は平成30年度から、中学校は平成31年度から「特別の教科 道徳」になります。
道徳教育では、外的道徳性と言われる、既に存在する慣習・社会規範の道徳に従い、遂行していく能力を獲得することだけではなく、内的道徳性と言われる、普遍妥当的な原理としての道徳、自己の良心に基づいて、よりよい生き方を追求していく能力を身に付けさせることが重要であると言われています。
そのために、道徳の授業は、特定の価値観を児童に押しつけたり、主体性を持たずに言われるままに行動するよう指導に偏ってはいけないと考えております。時に対立がある場面の経験も含め、多様な価値観を学ぶことにより自立した個人として、また、国家・社会の形成者としてよりよく生きるために、授業や集団生活、家庭や地域での生活を通して道徳的価値に向き合い、いかに生きるべきかを自ら考え続ける姿勢を身に付ける必要があります。
お寄せいただいたご意見にもありますように、「考え、議論する」道徳の授業にしていかなければならないと考えております。
現在、教育特使にお迎えしている菊池省三氏による師範授業でもよくとり入れられている「対話・話し合い」のある学習を推進し、道徳教育に限らず、全ての教科で取り入れていく必要があります。このことは、素案P.60の施策1-@菊池学園の取組における概要説明や施策の展開に盛り込んでおります。

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